「お客様から”この化粧品、ネットで買えませんか?”と聞かれたことはありませんか?」
サロン専売品を気に入ってくださったお客様ほど、来店のタイミングを待たずに商品を買い足したいと思うもの。しかし、「専売品をネットで売っていいのだろうか?」「ブランドのルールに反しないか?」と不安に感じて、一歩を踏み出せないオーナー様も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、サロン専売品のオンライン販売は可能ですが、守るべきルールがあります。やり方を間違えると、専売品としての価値を壊してしまうリスクもあります。
この記事では、サロン専売品のEC販売を始めるメリット・注意点・具体的な方法をわかりやすく解説します。
サロン専売品のネット販売は「OK」——ただし確認が必要
まず大前提として、サロン専売品のオンライン販売が可能かどうかはメーカーやブランドごとにルールが異なります。
一部のブランドはネット販売を一切禁止していますし、「自社サイトでの販売はOKだが、Amazonや楽天への出品はNG」というケースもあります。また、「サロンの既存顧客への販売に限りOK」とする柔軟なルールのブランドもあります。
必ず仕入れ先やメーカーに「オンラインでの販売は可能か」を事前に確認してください。確認せずに始めてしまうと、取引停止やブランドイメージの毀損につながる可能性があります。
サロン専売品の基本的な特徴やメリットについては、こちらの記事も参考にしてください。
👉 業務用サロン専売品とは?市販品との違いと導入メリットを解説
サロン専売品をEC販売する3つのメリット
メリット①:来店がない日にも売上が立つ
EC販売の最大のメリットは、サロンの営業時間や予約状況に関係なく、24時間売上が発生することです。
施術で対応できるお客様の数には限りがありますが、ECには「枠」がありません。特に個人サロンにとっては、施術以外の収益を作る有効な手段になります。
メリット②:遠方のお客様にも販売できる
引っ越しや転勤で通えなくなったお客様、旅行中に来店してくれたお客様——物理的に来店できなくなっても、商品のファンでいてくれるお客様は一定数います。
ECがあれば、こうしたお客様との関係を「施術が受けられなくなった=終わり」にせず、商品を通じて続けることができます。
メリット③:リピート購入のハードルが下がる
「商品がなくなったけど、次の予約はまだ先だし…」そう思っている間にお客様の購買意欲は冷めていきます。
スマホから数タップで注文できる環境があれば、「なくなったから今すぐ買おう」というタイミングを逃しません。これはリピート購入率に大きく影響します。
EC販売の始め方:3つのステップ
ステップ①:販売方法を選ぶ
サロン専売品のEC販売には、大きく3つの方法があります。
自分でネットショップを作る方法が一つ目です。BASEやShopifyなどのサービスを使えば、初期費用を抑えてショップを開設できます。デザインの自由度が高い反面、商品登録・在庫管理・発送作業はすべて自分で行う必要があります。
ブランドが提供するEC機能を使う方法が二つ目です。一部のブランドでは、サロン専用の購入ページやURLを発行する仕組みを用意しています。この場合、商品登録や発送はブランド側が対応してくれるため、サロン側の手間は最小限で済みます。
SNSのショッピング機能を活用する方法が三つ目です。Instagramのショップ機能などを使う方法ですが、専売品の場合は「誰でも購入できる状態」にならないよう注意が必要です。
個人サロンであれば、手間とコストのバランスを考えると、ブランドが提供する仕組みを活用するのが最も効率的です。
ステップ②:「お客様限定」の販売設計にする
ここがサロン専売品のEC販売で最も重要なポイントです。
専売品の価値は「サロンでしか買えない」という希少性にあります。それを誰でもアクセスできるネットショップで一般公開してしまうと、専売品としてのブランド価値が崩壊します。
具体的な対策としては以下のような方法があります。
- パスワード付きの限定ページにする
- 来店済みのお客様にだけ購入URLを案内する
- LINE公式アカウントの登録者のみに購入リンクを配信する
「あなただけが買える特別なショップ」という位置づけにすることで、専売品の価値を守りながらオンライン販売が実現します。
ステップ③:リマインドの仕組みを作る
ECを開設しただけでは、お客様は自分からアクセスしてくれません。「そろそろなくなる頃ですよ」と思い出してもらう仕掛けが必要です。
LINE公式アカウントで、購入から30日後・60日後に自動でリマインドメッセージを送る設定にしておけば、お客様に「押し売り」と感じさせずにリピート購入を促すことができます。
LINEと物販の仕組みづくりについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
👉 個人エステサロンが物販で月商を安定させる方法
EC販売で気をつけるべき3つの注意点
注意①:一般公開は絶対にしない
繰り返しになりますが、専売品を誰でも買える状態でネット上に公開するのはNGです。価格競争に巻き込まれ、サロンで販売する意味がなくなります。
注意②:在庫管理と発送の負担を甘く見ない
自分でネットショップを運営する場合、在庫管理・梱包・発送作業が日々の業務に加わります。施術の合間に対応するのは想像以上に大変です。運営の手間をどこまで自分で負えるかを事前に考えておきましょう。
注意③:薬機法に配慮した表現を使う
ECで商品を販売する際の商品説明には、薬機法(旧薬事法)のルールが適用されます。「シミが消える」「アンチエイジング」といった効果を断定する表現は使えません。商品説明文は、メーカーが提供する公式の表現を参考にするのが安全です。
手間をかけずにEC販売を始めるなら
LAESSE(ラエッセ)では、サロン専用の購入URLを発行できる仕組みが用意されています。
自分でネットショップを構築する必要はありません。サロン専用URLをお客様にLINEやメールで共有するだけで、お客様はそこから直接商品を購入でき、サロン側に報酬が入ります。商品の発送もブランド側が対応するため、在庫管理や梱包作業は一切不要です。
「ECに興味はあるけど、自分でショップを作る余裕はない」という方には、最も手軽にオンライン販売を始められる方法です。
🎬 サロン専用URL発行方法|労力削減&利益最大化の仕組みを解説【動画】
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よくあるご質問
Q. EC販売を始めるのに、特別な届出や許可は必要ですか?
化粧品の販売自体には「化粧品製造販売業許可」が必要ですが、これはメーカー側が取得しているものです。サロンが仕入れた化粧品を小売りする場合、基本的に追加の許可は不要です。ただし、特定商取引法に基づく表記(販売者情報・返品ポリシー等)はECサイトに必ず記載してください。
Q. ECの売上にかかる手数料はどのくらいですか?
BASEの場合は決済手数料が約6.6%+40円、Shopifyの場合は月額費用+決済手数料3.4%〜が目安です。ブランドが提供する専用URL型の仕組みであれば、手数料体系はブランドによって異なるため、事前に確認しましょう。
Q. ECと店頭販売の価格は統一すべきですか?
統一するのが基本です。ECの方が安いと店頭で買う理由がなくなりますし、逆にECの方が高いと不信感を与えます。価格は同一にした上で、店頭では「今日だけのサンプルおまけ」など、来店ならではの特典で差をつけるのがスマートな方法です。